銀河の森と賢治さんの資料館に登場したキーワードを、みんなで調べてみよう。
賢治さんの世界が、もっともっと楽しくなるよ!
このページの下に、「資料編」があります。チャレンジしてみてね!
早池峰山にしか生えていない花です。アルプスに咲くエーデルワイスによく似ており、日本に生えているウスユキソウの仲間の中では、大きいものの一つとして知られています。
快賢が建てた仮堂は、宝治元年(1247年)の大洪水で流失したと伝えられています。
「雨ニモマケズ」が記された手帳の中に、岩手県内にある32の山々の名前が書かれたページが見つかっています。「経埋ムベキ山」という題がついており、賢治さんがお経を埋めようとした山だったようです。賢治さんの死後、親族や友人によって山にお経が埋められています。
暗い所に生えているヒカリゴケは、コケの細胞が、わずかに入ってくる光を反射して光ります。コケの細胞には葉緑体が含まれているのでエメラルドのような色に見えるのです。
岩手県花巻市にある宮沢賢治記念館では、賢治さんが書いた原稿などを展示しています。また、花巻市大迫町の「早池峰と賢治」の展示館でも、「風の又三郎」や「山の晨明に関する童話風の構想」などの複写原稿を展示しています。
モリブデンは、銀白色の金属です。合金を作る時や、着色に使う粉末、モリブデンの化学反応を利用した化学工業など幅広い用途に使われています。モリブデンは熱に強く、ハイブリッドカーやロケットの電子部品を配置する板状の部品などにも用いられています。
賢治さんが生前に出版した唯一の童話集です。この中には、「どんぐりと山猫」、「狼森と笊森、盗森(おいのもりとざるもり、ぬすともり)」、「注文の多い料理店」、「烏の北斗七星」、「水仙月の四日」、「山男の四月」、「かしわばやしの夜」、「月夜のでんしんばしら」、「鹿踊りのはじまり」の9つのお話が収められています。
当時の稗貫郡郡長が農業を盛んにするため、賢治さんの先生である関豊太郎博士に種類別に土の分布を示す土性図の作成を依頼しました。賢治さんは、調査の中で地質の調査を受け持っています。岩石の分布など山地、平地をくまなく調査して回りました。
賢治さんが訪れた当時の大迫地方は、亀ヶ森村、内川目村、外川目村の3村でした。昭和30年(1955年)にこの3村が合併して大迫町が成立。2006年(平成18年)に、隣接する花巻市などと合併して、現在は花巻市大迫町となっています。合併前の大迫町単独の面積は246.84k㎡、人口は6500人ほどでした。
同町からは縄文時代の遺跡が数多く発見されています。また、同町に伝わる早池峰神楽は、2009年(平成21年)にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
明治12年(1879年)に、新大橋のたもとの旧家に生まれました。優秀な成績で岩手師範学校を卒業後、22歳で大迫尋常高等小学校の先生になります。その後、盛岡や東京の小学校で先生として活躍し、再び大迫へ。退職してからも、昭和38年(1963年)に亡くなるまで、大迫の町長を務めたり、郷土の資料を集めて、郷土誌をまとめたりするなど、大迫の文化を守り、育んでいくことに尽くしました。