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それぞれの場所と賢治さんの作品とのかかわりを紹介しているよ。
詩「早池峰山巓」は、早池峰山を愛した賢治さんが、山を称えたスケールの大きな作品です。
6世紀半ばに仏教が伝来してから、神道の神々と仏教の仏は、現れる時の姿が異なるだけで、本質においては同じであるという考え方が広まりました。早池峰山の神である瀬織津姫命の仏としての姿が十一面観音です。早池峰山頂には十一面観音の像があります。
大同2年(807年)、額に金の星がある白鹿を追って早池峰山頂に来合せた田中兵部成房と、遠野郷の始閣藤蔵は、そこに神の気配を感じ、山頂に祠を建てて祀ったと伝えられています。本宮は、現在は早池峯神社の奥宮とされています。
本宮建立から400年ほどを経て、快賢という遊行僧が河原の坊と山頂にお堂を建立し、十一面観音を安置したと云われています。
避難小屋脇にある岩穴です。平安時代中期の武将・安倍貞任が敗戦し、逃げる時に隠れた穴だという言い伝えがあります。
不浄を忌むこの池は、人の影が映ると涸れてしまい、修験者の祈祷によって再び水が湧いたという説話が遺されています。涸れて湧くのが早いため、“早池峰”。諸説ある山名由来の一つとしても知られています。