岩手県花巻市大迫町の地図です。このホームページに登場するエリアや
スポットを紹介しています。
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それぞれの場所と賢治さんの作品とのかかわりを紹介しているよ。
賢治さんが愛し、登った早池峰山。詩「早池峰山巓」をはじめ、「詩ノート」に収められた数編の詩、他にも短歌など早池峰山が登場する作品は数多く遺されています。
詩「ちゞれてすがすがしい雲の朝」の中で、早池峰山を“スノードンの峰”と呼び、その前に見える山として権現堂山が登場します。
短歌「すみやかに 鶏頭山の赤ぞらを 雲よぎり行きて 夜はあけにけり」では、鶏頭山と夜明けの風景が詠まれています。
詩「霧降る萱の細道に」には、土性調査の際に創られた作品です。権現山の頂が霧の中で光っている様子が詠まれています。
詩「コバルト山地」に登場する毛無森。コバルト山地とは、早池峰山一帯を指していると云われています。
短編「山地の稜」では、薬師岳の稜線が雲の中から浮き出してくる情景が描かれています。
短歌「たばこばた 風ふけばくらし たばこばた 光の針が そゞげばかなし」からは、葉たばこの耕作が盛んであった大正期の大迫の姿を見ることができます。
詩「雪の宿」、詩「土性調査慰労宴」は、賢治さんが参加した土性調査をねぎらう宴の様子を詠んだものとされています。どちらも舞台となったのは、大迫の石川旅館です。
詩「山火」には、古代神楽を伝えるところとして、大償という地名が登場します。
童話「ひかりの素足」には、楢鼻という地名が登場しますが、内川目地区の楢花がモデルであるという説があります。
童話「雪渡り」に登場するわらべ唄「雪渡りカンコ」。実際に、北東北を中心に分布しており、亀ヶ森地区にも童話とよく似た「雪渡りカンコ」の唄が伝承されています。
童話「風野又三郎」は、風の精の少年が主人公のスケールの大きなストーリー。作品中に、高洞山という山が登場します。
童話「風の又三郎」に登場する鉱石・モリブデン。外川目地区の猫山でも明治期に実際に採掘されていました。
詩「山火」には、古代神楽を伝えるところとして、八木巻という地名が登場します。
早池峰の開山伝承を由来にもつ神社。早池峰山の里宮であり、ご祭神は瀬織津姫命です。早池峰信仰、そして早池峰神楽の源流とも言える神社です。
早池峰山の信仰圏は広く、岩手の県南地域や遠くは関東方面から早池峰山を目指す際は、この峠を越えて岳集落へと向かいました。地元の方々から“鼻かけ地蔵さん”と親しまれる地蔵菩薩が立っています。
銀河の森に伝わる早池峰神楽をはじめとする芸能や文化財について、貴重な資料を展示しています。
外川目にある集落。岳集落へ向かう古道の跡には、「右 岳に至る」と刻まれた石碑が今も遺されています。
太古の噴火口を称した“火の股”が、地名の語源とも云われています。外川目で最も歴史の古い白山神社がある集落です。
詩「雪の宿」、詩「土性調査慰労宴」は、賢治さんが参加した土性調査をねぎらう宴の様子を詠んだものとされています。どちらも舞台となったのは、大迫の石川旅館です。
明治時代の大迫は、葉たばこ産業や製糸業でにぎわい、料亭や旅館が次々に開業しました。宮沢賢治も宿泊した石川旅館の跡地や料亭花月の店舗など、往年の面影をたどることができます。
早池峰山域と宮沢賢治に関わる資料や図書を展示しています。宮沢賢治が宿泊した石川旅館での宴会の再現や童話「風の又三郎」の教室など当時の様子を伝える展示もあり、作品の背景を感じながら学ぶことができます。
早池峰山域の自然や信仰などを総合的に学べる展示コーナーのほか、花巻市内の埋蔵文化財について解説したコーナーや山岳図書を収蔵した資料室も。
童話「雪渡り」に登場するわらべ唄「雪渡りカンコ」。実際に、北東北を中心に分布しており、亀ヶ森地区にも童話とよく似た「雪渡りカンコ」の唄が伝承されています。
民俗芸能をはじめ、伝説や風習など郷土の文化が色濃く残る銀河の森。亀ヶ森からは、わらべ唄「雪渡りカンコ」を紹介します。方言のもつ独特の響きとともに雪国の景色が広がるようです。
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